月別アーカイブ: 2013年9月

神奈川地区EXPAND study実行委員会

登録推進委員:聖マリアンナ医科大学 神経内科 教授 長谷川 泰弘 先生
登録推進委員:東海大学医学部内科学系神経内科 教授 瀧澤 俊也 先生
登録推進委員:横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター 教授 木村 一雄 先生
研究代表: 東北大学大学院 循環器内科学 教授 下川 宏明 先生

2013年9月8日(日)10時00分より、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルにて「神奈川地区EXPAND study 実行委員会」が開催されました。

神奈川地区の3名の登録推進委員の先生の主催により、研究代表の下川先生にもご参加いただき、活発な意見交換が行われました。

冒頭、司会の聖マリアンナ医科大学 神経内科 教授 長谷川 泰弘先生より、ご参加いただいた先生方へEXPAND studyへの積極的な活動を呼び掛けていただきました。そして、東北大学大学院 循環器内科学 教授 下川 宏明先生よりEXPAND studyの研究意義と順調な研究の進捗状況についてご報告いただきました。

事務局から研究計画の概要・参加医師の実施依頼事項の説明を行い、東海大学医学部内科学系神経内科 教授 瀧澤 俊也先生より、EXPAND studyの神奈川地区における進捗状況をご発表いただきました。約半分のご施設で既に試験が開始しており、今後は症例登録を進捗させる必要があることをお話いただきました。

その後の質疑応答では、EXPAND studyの統計解析や検査項目の設定根拠などについてのご質問に、下川先生にご回答いただきました。

横浜市立大学附属市民総合医療センター 心臓血管センター 教授 木村 一雄先生の閉会のご挨拶では、「NOACは心房細動の治療を大きく変える可能性がある薬剤だが、まだエビデンスが少ないのが実情である。質の高い臨床研究の結果で、薬剤の良い点だけでなく、問題点が出てくる可能性もある。しかしその問題を明らかにして解決につなげることこそ、患者様のためになる有意義な研究となりうる。EXPAND studyは厳格にデザインされた質の高い臨床研究であるが、質だけでなく、登録症例数の目標達成も研究の成功のためには大切である。」というお言葉と共に、先生方にご協力を呼び掛けていただきました。

下川先生、長谷川先生、瀧澤先生、木村先生、ならびにご出席いただいた先生方、お忙しいところご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

EXPAND研究事務局

神奈川地区EXPAND study実行委員会の様子

東京地区EXPAND study実行委員会

ステアリングコミティー:日本医科大学多摩永山病院 院長 新 博次 先生
参加医師:12名

2013年8月6日(火)19時30分より、ヒルトン東京にて「東京地区EXPAND study 実行委員会」が開催されました。

本会の開始に際しては、ステアリングコミティー 日本医科大学多摩永山病院 院長 新博次先生より、ご挨拶をいただきました。新先生は、次のようにお話をされています。 「心房細動に合併する心原性脳梗塞予防には、従来、ワルファリンが主流であったが、患者のニーズに合わせた、より利便性の高い薬剤の開発が望まれてきた。そしてリバーロキサバンが誕生した。リバーロキサバンは1回/日の内服で使用でき、患者にとっても非常に使い勝手の良い薬である。リバーロキサバンに関し、日本では J-ROCKET試験が行われ、グローバル試験と同等の結果を出している。今後はリアルワールドにおける使用結果の集積が望まれるため、東北大学 下川先生と熊本大学 小川先生の主導により、本研究がデザインされることとなった。本研究では、既に全国で1000例を超える症例の登録がされている。」

「リバーロキサバンについて、我が国における臨床情報を集積させることが非常に重要と考えられる。本研究のステアリングコミティーという立場から、先生方のご協力を何卒お願いしたい。」


また、閉会のご挨拶を日本医科大学 主任教授 片山 泰朗先生よりいただきました。片山先生は、超高齢化社会を迎えて、脳梗塞患者が増加する一方の我が国の現状を踏まえ、リバーロキサバンが世に出たことの意義、そしてその有効性と安全性を確認する本研究の意義をご説明された上、日本では日常診療の中で観察を行う大規模臨床試験が少ないことにも触れられ、海外に国内データを示していくことの重要性についてコメントをされました。

新先生、片山先生、ならびにご出席いただいた先生方、お忙しいところ本実行委員会へのご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

EXPAND研究事務局

東京地区EXPAND study実行委員会の様子

大阪地区EXPAND study実行委員会

登録推進委員:国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門 部門長 安田 聡 先生
登録推進委員:国立循環器病研究センター 脳血管内科 部長 豊田 一則 先生
参加医師:13名

2013年7月21日(日)10時00分より、ヒルトン大阪にて「大阪地区EXPAND study 実行委員会」が開催されました。

会の中では主に、主催者である安田先生、豊田先生を中心として、地域連携についての意見交換が行われました。具体的には、本研究を行うにあたってどのような場合に、地域のどの施設で登録・観察を行うか等、今後の連携への足がかりとなる討論がありました。

また、研究事務局からは他会場での実行委員会と同様、研究実施計画、研究実施に伴う先生方へのご依頼事項、EDCの入力について説明をさせていただいております。その際、多くのご質問があがったことからも、本研究への先生方の関心の高さが伺われました。その内容は実施事項の項目(EDCへの入力項目)から、事務局による院内スタッフへのフォローの内容に至るまで多岐にわたり、会の終了時間間際まで質疑が活発に交わされました。

ご出席いただいた先生方、休日の早い時間から、誠にありがとうございました。

EXPAND研究事務局

大阪地区EXPAND study実行委員会の様子