東京地区EXPAND study実行委員会

ステアリングコミティー:日本医科大学多摩永山病院 院長 新 博次 先生
参加医師:12名

2013年8月6日(火)19時30分より、ヒルトン東京にて「東京地区EXPAND study 実行委員会」が開催されました。

本会の開始に際しては、ステアリングコミティー 日本医科大学多摩永山病院 院長 新博次先生より、ご挨拶をいただきました。新先生は、次のようにお話をされています。 「心房細動に合併する心原性脳梗塞予防には、従来、ワルファリンが主流であったが、患者のニーズに合わせた、より利便性の高い薬剤の開発が望まれてきた。そしてリバーロキサバンが誕生した。リバーロキサバンは1回/日の内服で使用でき、患者にとっても非常に使い勝手の良い薬である。リバーロキサバンに関し、日本では J-ROCKET試験が行われ、グローバル試験と同等の結果を出している。今後はリアルワールドにおける使用結果の集積が望まれるため、東北大学 下川先生と熊本大学 小川先生の主導により、本研究がデザインされることとなった。本研究では、既に全国で1000例を超える症例の登録がされている。」

「リバーロキサバンについて、我が国における臨床情報を集積させることが非常に重要と考えられる。本研究のステアリングコミティーという立場から、先生方のご協力を何卒お願いしたい。」


また、閉会のご挨拶を日本医科大学 主任教授 片山 泰朗先生よりいただきました。片山先生は、超高齢化社会を迎えて、脳梗塞患者が増加する一方の我が国の現状を踏まえ、リバーロキサバンが世に出たことの意義、そしてその有効性と安全性を確認する本研究の意義をご説明された上、日本では日常診療の中で観察を行う大規模臨床試験が少ないことにも触れられ、海外に国内データを示していくことの重要性についてコメントをされました。

新先生、片山先生、ならびにご出席いただいた先生方、お忙しいところ本実行委員会へのご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

EXPAND研究事務局

東京地区EXPAND study実行委員会の様子