広島地区EXPAND study 実行委員会

登録推進委員: 広島大学病院 脳神経内科 教授 松本 昌泰 先生
参加医師:26名

2013年5月9日(月)18時30分より、ホテルグランヴィア広島にて「広島地区EXPAND study実行委員会」が開催されました。

開始に際して主催者である松本教授から、高齢化に伴い心房細動が増加し、心原性の塞栓症が脳梗塞の中で大きな割合を占めるようになっている昨今、世界的にもワルファリンに代わる薬が求められてきた中で、新規経口抗凝固薬 (new oral anticoagulant drug: NOAC) が登場し、NOAC を実臨床でどのように生かしていくかが臨床現場で大きな課題であることを示されました。リバーロキサバンは、日本で1,280例という多くのエビデンスを持っている唯一のNOACであること、一方でこのエビデンスは比較的重症例(CHADS2 ≧2)であることが解説され、そのために、EXPAND studyはCHADS2 ≦1からの発症例も観察するデザインとなっていることが説明されました。

EXPANDは「広げる」という意味に相応しい大規模な観察研究であり、この研究を広島地域の研究推進委員として進めていきたいという、EXPAND study 実施への意気込みを26名の参加された先生方と共有されました。

松本教授、ならびにご出席いただいた先生方、お忙しいところ研究へのご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

EXPAND研究事務局

広島地区EXPAND study 実行委員会の様子