埼玉地区EXPAND study実行委員会

登録推進委員:自治医科大学附属さいたま医療センター センター長 百村 伸一 先生
参加医師:8名

2013年5月17日(金)19時30分、浦和ロイヤルパインズホテルにて「埼玉地区 EXPAND study 実行委員会」が開催されました。

主催者である百村先生から以下のコメントをいただきました。
「リバーロキサバンのグローバル臨床試験であるROCKET AFは、14,000例以上を対象にランダム化二重盲検比較試験で行われ、リバーロキサバンの脳卒中予防効果におけるワルファリンに対する非劣性と安全性が確認された。またJ-ROCKET AFでは、日本人の体格に合ったリバーロキサバンの投与量が用いられ、安全性・有効性ともにワルファリンに対する非劣性が確認され、特にワルファリンに対して優位な虚血性脳卒中の抑制効果が示唆された。一方、ROCKET AF, J-ROCKET AFともに、CHADS2 ≥ 2の患者を対象としており、リバーロキサバンのCHADS2 ≤ 1 の患者に対する有効性は推察となる。CHADS2 = 1 から新規抗凝固薬を処方されている臨床現場の実情に対して、日本のリアルワールドにおけるデータを早期に集める必要があり、その結果からさらに適切なリバーロキサバンの使用方法を検討することが求められる。このような趣旨で計画されたEXPAND studyは、リアルワールドでのデータ集積をするレジストリ研究である。埼玉県の関係施設が研究に積極的に参加し、日本独自のデータ集積に関わることは非常に大きな意義がある。既に症例のエントリーも始まっており、一日でも早く症例登録を行っていただきたいと思う。」

百村先生、ならびにご出席いただいた先生方、お忙しいところご参加をいただきまして、誠にありがとうございました。

EXPAND研究事務局

埼玉地区EXPAND study実行委員会の様子